2014年8月21日木曜日

新しい世界

!new my room!
新たな気持ちで自分の今を綴る場所新設。

ここ最近の私は、以前のようなテキスタイル的なシルクスクリーンの使い方から、
紙にシルクスクリーンで絵を刷って表現して作品を作るようになった。
シルクスクリーンという技法を通して、こんなに感覚の違う世界へワープできるとは思わなかった。

一つ一つの作品を作っていく過程で、技術や知識を学びながら感じる事を通して、
今まで知らなかった自分を、自分の作品から知れている。

ルーツを振り返ってみると、
小さな頃は漫画家になりたくて絵ばかり描いてたのが、14歳くらいから描かなくなっていた
それに気付いたのが20歳位で、そこから意識的に描いたりしてもずっとしっくりいかず、また子供の時みたいに描きたいと思っても無理だったし諦めた。

でもやっぱり描いたり作ったりする楽しさは覚えていて、9年程前、描いたイラストをTシャツにする為に遊びでシルクスクリーンをやったのが今から思うとリスタートだった。
それから布でパターンを作るようになったりした。

そこまでは楽しかった。頼まれたものを描くのも楽だった。
けど、うまく言えないけど作りたい生み出したい本能に対して精神的に深い部分で行きたい所まで行けないというか、いつも壁があるような、人の作品を通して自分を見ても同じ壁だし、というのがあった。
でも今の自分はその壁は越えられつつあると思う。
また新たな壁はどんどんできるんだろうけど。

版画って、ある時間を有する絵やパーツを、一瞬で平面に転写するという時間の感覚がとても自分に合っているし、表現する上で、そこ事態も欠かせない作品の一部です。

私の尊敬する師匠である先生は私の作品を見て、「ぱっと見は、抽象的だけど、完全に具象画だね。」と言った。目から鱗。
具体的な表現したい事、イメージが事前にあるから。
感覚的には無意識だけど、作品を見てそういう発見があるし、その発見が今後の基盤にもなったりする。
たくさんもっと知りたいな。

以前より遥かに自分に素直だなと思える事が嬉しい毎日。
やっと、ちゃんと心と作品が結びついた感覚がある。
今の運命に感謝。

私にとって、自分の心の中を言葉にするのは勇気がいるし、難しいけど、new blog 一発目、自分の事上手に書けたかな。

写真の作品は、私の師匠があみ出したモノタイプ。
3枚目が原画。厚みのある紙に筆圧の凹凸で絵を描いて、
自分で原画にトリミングしてインクを落としてから、即座に凹に残ったインクを紙に転写する。
スピーディー且つワンショットの版画。
思考に到達する前の瞬間は自分に嘘はつけないという発見。





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