2014年9月27日土曜日

しやわせの秋

私はご飯を食べる事が大好きだから、
誰かと会う時はたいてい何を一緒に食べるか考えて、
美味しいものを一緒に食べて満悦な時を過ごしている。
会話と何かを食するのがセットになっている。
なんか行儀が悪そうだけど、すぐにそれをやっている。
食べるという至福の行為をしているか、
寝ているか、
悶々としているか、
何か作っているか。
が基本のライフスタイルだな〜とふと、思った。
年中そうだけど、気温が下がってくると一層かも。
そして版画も、なんとなく勝手に秋冬の温度感イメージの
銅版画のメゾチントを覚えた、秋。
あと、以前から興味のあったリトグラフも。

版画というくくりの中で色々試して、
どんなのを刷るか、と、
その版画によって全然違うテイストになるのを
どうやって楽しむかを模索するのだけど、
銅版画の雰囲気はあまり好きじゃなく、興味が無かった。
実際、ハッキリしない線とかで描くの、
なんかモヤモヤして
でもそのモヤモヤを何回も重ねて行くと、
結構クッキリになっていったりして、
ちょっとoh?!となりました。
そしてびっくりしたのが、
版が出来て、
刷るまでのインク詰めたりプレートマークを
拭き取ったり、プレス機回したり、
が、だいぶ好き!

正直、シルクより断然好き!
う〜〜〜〜ン、、完全に私はシルク向きだと思っていたし、
自分的にはシルクの方が可能性がいっぱいで、
パキっと出せるのも
スキージをひく瞬間とその後も大好きやのに、
断然、刷るまでの用意と、後片付け含め、銅版画の方が好き。
体が小さいからもあるのかな?
人間って道具を使う生き物なんやなぁ。
リアルにフィジカルな感覚も反映が大きいな。とも思った。

リトグラフも同じ。
銅版画の準備作業ほどの手に吸い付く感覚はないのだけど、
すごくサッパリしていて良い。
わりと好き。
でも冬はちょっと嫌やな。位。(水を使うから)
テイストは、銅版画よりは自分に向いている。
自分の表現としては、
銅版画<リトグラフ<シルクスクリーン(中でもモノタイプ)
となる。
でも作業としては、
シルク<リト<銅

そういう意味でも、やっぱり何か専門の道具を使う事が楽しいし、
その道具が持つ感触だったり時間性だったりも私には重要。
その間も格闘しているし、生きているから。
版画は、一瞬で絵を刷れるし何枚も刷れる分、
準備を色々しなきゃいけない。
その億劫さが
渋みを出すからほんとにおもしろいなぁ。

自分の表現するものと、それまでの作業。
この関係性についてにやにやと考えさせられてしまった。
悩んじゃうわ〜〜〜


そして、自分の作品の一部をまとめてみた。
自分の為になった。
これを見て自分が楽しんでるっていう。
まだ少量しか載せれてないけど、
たまにのぞいてくれる人とかいたら、
最高やなぁ〜





最近刷ったメゾチント↓ 
臭いが立ちそうな、埃臭さを想像しながらつくっていった。









リトグラフ↓ 
版に直接描いていって気付けばこうなっていた。
これは従来のやり方ではなく、ウォーターレスリトグラフと名付けられたのに、
全然水使いまくり。
新しく簡単なリトグラフ。
まだ安定してないのか、インクがあまり乗ってくれない。
慣れないとな。
左のグレーの方が版で、右が刷ったの。
また刷り直してもうちょっと濃く出たらサイトにのっけよう。









2014年9月2日火曜日

毎日が誕生日

夏の終わりに生まれました。
今年からようやく、めでたく?自分の年齢がわからなくなるようになりました。
こんな残暑の季節に生んでくれたお母さん、ありがとう。
そう、そしてようやく、今年の誕生日に、お母さんに
「生んでくれて、ありがとう」が言えました。
当たり前やけど、お母さんは、私のお母さんである前に、
人間であり女性であるんだな。
と強く実感する事があったから、言えた。
私も、一人の人間としても向き合いたい気持ちがはっきりとした。

先日、昔勤めていた縫製の仕事仲間が誕生日パーティーをしてくれた。

もう、その仕事を辞めてから結構経つし、
全然会わなくなったのにいまだにそうやって開催して持て成してくれて、
生まれてきて良かったなぁ〜これで来年の誕生日まで一年間幸せが保証されるなぁ。
と思いました。
感動させられた。
本当に人間として優しくて強くて可愛くて面白くて素敵で信頼出来る仲間。
そんな人たちがいるから、私もそう成ろう。と、めげずに頑張ろう。と思えるな。
いつもいつも、ありがとう。


嬉し鼻息で蝋燭の火ほとんど消える。のショット

ケーキが夢のように美味しすぎてびっくりした。






今日はこないだの版で4つ作品を刷った。

の内のひとつ。

タイトル!

街に馳せる空想。
としてみた。

始まりの意気込みはずっとは続かず、

途中で乱れて、
違うスタート地点を試みて寄り道するも、
どうせまた行き詰まって、
また原点に戻ってみて、
その気持ちでやっぱり上書き更新する15分間。の、作品。



もひとつ。






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こざかしさとあざとさ。

好きなものをどうにか表したくて、
そんな自分も素直に出てしまう。